Plus One

すべてを「ゼロ」にしてスタートアップする元Webディレクターの舞台裏

元アルバイト店員が語る。マクドナルドの新商品が「美味しくない」たった1つの理由。

http://www.mcdonalds.co.jp/shared/company/graphic/global_navigation/image_01.gif

タイトル見て来た人は、おそらくマクドナルドの元アルバイト店員が内部事情を暴露するのを期待していると思いますが、半分は当たってます。

大学時代、3年近くアルバイトとして働いていましたので、マクドナルドの悪口を言うためにブログを綴ろうとしているわけではありませんので。

 

 ようは、マクドナルドの業績悪化が著しいということで、短い期間でもお世話になった働き先です。下記の新聞記事に幾分残念な思いがあるのです。

マクドナルド既存店売上高2年連続減 顧客流出続く :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞

 

マクドナルドの業績が悪化した要因は色々あります。

・コンビニの入れたてコーヒーの販売開始による顧客流出
・高級路線の新作バーガーの発売
100円マックの廃止

巷では色々と言われますが、私個人としては「新商品が美味しくない」ということに行きつくのではないかと思っています。

 

「いやいや、新商品が出たら必ず買うよ!」という意見もあるかと思います。

 

それでは聞きます。

 

『あなたは新商品を2回以上食べたことがありますか?』

 

私は1度は買って食べますが、2度以上食べたことがないですね。

おそらくそんな方人多いのではと思います。

 

実際どんなものか気になるので、簡単なアンケートを作りましたので、時間ある方はお答えください。
マクドナルドの新商品は買う派?買わない派?(簡易アンケート)

 

なぜ新商品を2度以上食べないのか?

その理由はシンプルで、値段の割には美味しくないからです。

一応、値段の割にと言っているのも、最近の新商品の値段設定が高すぎるのです。

 

理由1:新商品の具材は既に他商品で使われている

 2014年1月7日に発売された「アメリカンヴィンテージ」と題したキャンペーンの「ダイナー ダブルビーフ」「ダイナー ハニーマスタード」の2種類の新作バーガー。

 

http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2014/promotion/img/0107a_8.jpg

http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2014/promotion/img/0107a_9.jpg

 

2種類の新作のバーガーの具材を見てみましょう。

【ダイナー ダブルビーフ】

 バンズ:てりやきマックバーガーでも使われているセサミバンズ(スリッド入ってますが味は一緒)

 エッグ:月見バーガーで使われている卵

 パティ:ハンバーガーに使われているビーフパティ(おそらく)

 オニオン:これもよく新作で使われているオニオンスライス

 チーズ:チーズバーガーと一緒

 唯一、新作なのが2種類のソース。

【ダイナー ハニーマスタード】

 バンズ:これもセサミバンズ

 レタス:てりやきマックバーガーなどに使われているレタス

 ベーコン:ベーコンレタスバーガーなどに使われているベーコン

 チーズ:いつものチーズ

 唯一、新作なのがハニーマスタードソース。

 

もう、おわかりかと思いますが、ソース以外は既に発売されている商品でも使っている具材がほとんどなんです。

 

気づいているようで気づかないかもしれませんが、大抵は「一度食べたことがある」具材なのです。それをソースを変えただけ(→ちょっと言い過ぎ?)で新作と題しているのです。

 

それには理由がありまして、マクドナルドも新作を作るたびに具材を新しくしていたらそれこそ仕入原価ばかりがかかってしまいますし、新作を出すのが遅れるのは目に見えているから、なんとか既存の具材で作ることができないか?と考えるわけです。

経営側の観点から見たら当然の話かもしれません。

 

ただし、それは特に問題ではないのです。

ようは、何度も言いますが「値段の割には美味しくない」というだけのことです。

 

単品で370円、バリューセットで670円。クラシックフライセットは770円。

 

高級感があるかというとそれほどでもなく、やはり個人的には長年食べなれたハンバーガーで十分だって思っちゃうんですよね。ましてや高校生が何度も買うかな?と思ったら…。ちょっと無理がありますよね。

 

一度食べたことがある味を高いお金を払って2度食べることはないというのが自論です。

 

だから軽~く物申す!

■ファミリー、学生を大事に。

偉そうな立場でものを言うことはできませんが、やはりマクドナルド=リーズナブルというイメージが頭の片隅にいつもあるんですよね。

小学校低学年の頃、家族でマクドナルドに行くというだけでテンションが上がっていたのも事実です。セットメニューの料金が高ければ、やはり家族連れは敬遠するのではないでしょうか?

マクドナルド=高い」というイメージがあると大人になってもそのイメージなんですよね。

■高級路線と店内の雰囲気に違和感が。

それに、アルバイトをしていた時、深夜でも高校生や大学生のたまり場になることが本当に多かったです。そうなれば、やはり店内は煩くなるのは致し方がないです。

仕事をするサラリーマンもいますが、集中はできないですよね。

 

つまりここにも値段設定との乖離があります。

 

高い食事は、それなりの雰囲気が伴う必要があるのです。高級本マグロのお寿司をワイワイガヤガヤしている回転寿司で食べるのと、カウンターのお寿司屋で食べるのでは違いますよね。

私が、スターバックスで仕事をすることが多いのも店内が静かであるということもありますが、やはりお店の雰囲気や店員さんの接客などが好きで、コーヒー一杯が多少高くてもスタバに行ってしまうんですよね。

 

もう一度、マクドナルドの商品戦略、方向性も原点に戻りつつ、新作の在り方を考えてほしいなと思います。

 

マクドナルドに行く=楽しい

 

小さい頃のイメージはそうでした。ハッピーセットを欲しがる子供が多いのも事実です。子供も大人も楽しむということを基軸に考えれば、別にバーガーの新作だけで集客するのではなく、足を運ぶ理由作りが大事なのかな。

 

例えば、マックに行けば「綺麗なトイレがある」というだけでも違うと思うんです。

(トイレが古臭いマックは多いですしね。)

女性目線だとトイレがきれいな所は好かれる傾向がありますしね。

 

人の集客の仕方を考える仕事柄、色々と馬鹿げたアイディアはあるのですが、また今度にしましょう。

 

そんな私は、今、スターバックスでブログを書いています( *´艸`)

ごめんなさいマクドナルドさん。月2,3回はマクドナルドにお世話になっているので許してください。

社長が変わって業績アップすることを陰ながら期待しています。