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すべてを「ゼロ」にしてスタートアップする元Webディレクターの舞台裏

デザインのディレクションに苦労しているWebディレクターへ

Webディレクターも色んな経歴を持った方が多くいらっしゃいます。

・最初からディレクターになった方

・デザイナーからディレクターになった方

・前職はまったくWebとは無縁だった方

など、色んな職歴をお持ちだと思います。ちなみに私は、新卒1年目からディレクターに配属されました。

 

デザインの制作や勉強をしてこなかったディレクターが、必ずと言っていいほど壁にぶち当たるのが、デザインのフェーズかと思います。

 

・クライアントとデザインが決まらない。

・デザインの作り直しが複数回発生する。

 など、色々と大変な経験をされてきたディレクターも多いと思います。

 

私も3年目まではデザインのディレクションに苦労しました。

ただし、3年目後半からは、だいたい8割くらいのクライアントでデザインはほぼ一発OKもらえるようになりました。その理由とディレクターのデザインについての心構えについて簡単にまとめました。

なぜデザインのディレクションが難しいのか?

難しいのは何故か?

デザインは答えが無い世界ですし、お互いの価値観をぶつけあってデザインの話をするので結局方向性を見失うことが多かったように思います。

クライアントの担当者が、デザインに拘らなければ結果スムーズにいく場合もありましたが、それはディレクターとして仕事をしていないと言っても過言ではないと思います。

 

SE系のディレクションをされる方は、おそらくデザインはできるだけ打ち合わせで触れたくないところで、苦手意識もあるかと思います。

私が後輩ディレクターに言っていることは、

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人にデザインを決めさせている時点で負け!

勝ち負けというと大げさではありますが、結局はデザインに対する想いや根拠となるコンセプトをクライアントやデザイナーに判断を委ねているのは、「私はデザインが苦手です。」と宣言しているようなものです。

 

デザインは、人の主観が入りやすい要素でもありますが、Webサイトの目的や与えたい印象などをクライアントとともに決めて、その目的を達成させるためにユーザーにどういうメッセージを伝えるかを考えるのがディレクターの役割です。

ディレクターとしての「心構え」

  1. ディレクター自身が納得してデザイナーに依頼すること
  2. デザインがわからなければデザイナーに相談すること
  3. クライアントの「とりあえず作ってみて」には注意すること
  4. クライアントの好き・嫌いは必ず知っておくこと
  5. デザインの「流行り」は常に知っておくこと

ちょっと抽象的ではありますが、おいおいこのBLOGで具体的に説明していきますが、上記の5点についてはデザインのディレクションを行う上で、心に留めておいてほしいことです。

 

デザインの根拠をクライアントにプレゼンするためには、特に4、5の情報がポイントになってきます。

デザインはクライアントやデザイナーにイニシアティブを持たれては、決していけません。デザインを作る人間だけがデザイナーではありません。

 

正しいメッセージを伝えるためには、Webサイトの目的とコンセプトを決めるディレクターがデザインについては1番考えなければなりません。

 

それとデザインについては、今流行っているデザインぐらいは口頭で話せるぐらいにしましょう。「この人、少しデザインのことが詳しいのかな?」と思われるくらいがちょうどいいです。

 

苦手意識とかは関係ありません。Webサイトで何を伝えたいのか?それをクライアントと共に創造できる力がディレクターには必要だと思います。