Plus One

すべてを「ゼロ」にしてスタートアップする元Webディレクターの舞台裏

コンサル系Webディレクターは市場で最も希少な存在である。

昨年、一人の某ヘッドハンティング会社の方とお会いしました。

その方は、Webコンサル系の会社では、大手と呼ばれる会社などに人材を紹介しておられるので、Web界隈で特にコンサル系に強い方です。

結局、私自身は紆余曲折あり別の道(今は詳しく言えませんが。)に進むことになりました。

 

今日もメールで連絡を取り合ったのですが、やはりコンサル志望のWebディレクターという立ち位置の人材が枯渇しているというのが実態だそうです。

つまり単なる制作ディレクターは多いものの、やはり上流工程である事業戦略から落とし込んでプロモーション設計、メディア制作の要件定義をまとめられる人材は少ないということですね。

 

Webディレクターといっても其々の得意分野で偏っているのも事実です。

例えば、

①Webデザインや制作系に特化
②広告に特化
ECサイト制作などSE的な業務に特化

上記のようなにどれかに特化しているWebディレクターは五万といますが、各分野を跨いで幅広く実際に経験しているWebディレクターは私の周りでもほとんどいないですね。

制作やデザイン上がりのディレクターの方は、視点が技術に偏る傾向がありますし、広告が得意な方は、集客に視点が偏ります。バランス感がほんと大事な職業だと思います。

個人的に、Webディレクターの究極は、

「自分で収益の上がるメディアを作ることができるか?」

これにつきると思います。

http://business-peoples.com/material/001.jpg

 

そして、企業家になれるかどうか。

 

何か一つの分野に特化することも立派ですし、組織の中にいる限り会社が存続している以上は、何一つ不自由はないでしょう。

 

ただ、自らの足で起業をしようとしたときに、大概のディレクターは気づくと思います。自分がやってきた分野が狭いことに。

 

そういう意味では、昔から仕事を断らずに新しいことは全て経験するようにしてきたので、今はその杵柄があるので、「なんとかなる」という不透明な自信があります。

 

これからWeb業界に飛び込もうとする方に言うなら、Web制作会社にいる限り儲かることはないと思った方がいいです。これは言い切れます。

ですので、数年後に自分自身がどういう人材になるかを考えて、入る会社を考えることをおススメします。

 

経験値を積むなら直接クライアントから発注を受ける会社に入ること。そして、キャリアアップしたいのであれば、数年後に大手クライアントのプロジェクトに参加できる会社で働くことが一つの道かと思います。

いきなり大手クライアントのプロジェクトだと、だいぶ自分がやらせてもらえる領域が少ないので、逆に経験値が溜まらない可能性があります。

それなら技術職で技術力を身につける方がよっぽどマシです。

 

そんな私もまだまだ未経験の分野が多いのも事実です。

日々是勉強。

まさにそんな感じです。